当院ホームページでは無料ネット相談で種々のご相談を受けています。私の担当は前立腺がんや尿管狭窄です。前立腺がんで最も多いご相談は治療はどうしたら良いか? 手術はいつできるか?ですが、その他で最も多いのが、PSAを測ったら4を超えてきたが、どうしたらよいかというご質問です。
15年ほど前までは、PSAが4を超えると自動的に一泊入院で前立腺に針を刺して(生検)がんの有無を確認することが多かったですが、現在はMRIが良くなったのでMRIを実施することが多いです。また初めて当院に来院される方は指で触る直腸診や超音波も合わせて実施します。結果としてMRIで異常があれば生検をしましょうということになります。MRI上の所見から前立腺がんを疑いレベルを決めるPIRADS(パイラッズ)の分類があります。 表にレベルごとのがんの見つかる確率を載せました。通常はれべる4、5は必ず生検をお勧めするのに対して、1、2は経過観察(PSAを定期的にみていく)をお勧めすることが多いです。レベル3も基本的に生検をお勧めすることが多いですが、特に若い(60歳以下)、ご家族に前立腺がんの方がいる、その他のマーカーで疑いあり、の方達にはお勧めすることが多いです。Youtube: 東京国際大堀病院 前立腺がんの確実な診断の為に行う当院の生検法について、MRI-超弾性融合画像システム(ウロナビ)を用いた針生検「FUSION」について
| PIRADSのレベル | 前立腺がんが見つかる確率 |
| 1 | 約2~5% |
| 2 | 約5~10% |
| 3 | 約15~25% |
| 4 | 約50~70% |
| 5 | 約80~95% |
また、生検方法にも色々ありますが、当院で実施している様なMRIの画像を超音波検査に反映させて正確に生検をする方法(UroNavなど)が正確で良いと思われます。
