米国の医療:いつまでも外科医は手術をする
米国の医療:いつまでも外科医は手術をする
米国の外科系の医師は自分でクリニックを開業しても手術を継続することが多いです。一方で日本は40歳〜になると大学病院や中小の病院を辞め、手術をやめてしまうことが多いです。本来は経験を積んで、これからという時に辞めてしまう…
米国の医療:センター化
計9年も米国にいましたので米国の医療を肌で感じたと言っても良いかと思います。米国の医療制度にも大きな問題があります。日本の様にいつでも、どこでも、行きたいところに、比較的安く、質も高い医療を受けられる世界とはかなり違…
『医療崩壊」を避ける④M&A
確かに今後は病院の統廃合は必要だと思います。 うまく統合して人と資金を集中するところには集中し、特に地方では、バランス良く配置する必要があると思います。いわゆるM&Aは米国では盛んだと言われます。 米国ではコロナで患…
「医療崩壊」を避ける③医療安全保障
医療における収入は国の判断に委ねるしかないですが、一方で我々医療関係者が努力しているのは支出の削減です。同様の質であれば価格の安い消耗品を使う、節電、医療ゴミを減らす、残業を減らすなどなど、当然ですが最大限の努力をし…
「医療崩壊」を避ける②
日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会、日本慢性期医療協会、全国自治体病院協議会の6病院団体は2025年9月10日に厚生労働大臣に「緊急要望」を提出して(1)2025年度補正予算において、1…
安心・安全な前立腺生検検査
2019年の開院当初から、他の病院に先駆けて正確な針生検(前立腺に針を刺してがんの有無を確認する検査)を実施してきており、既に1180人の方に実施しています。UroNavというシステムでMRIの異常な部位を超音波に反映…
ロボット支援前立腺全摘1200例達成
2019年4月に開院し、その年には94例でしたが、その後は毎年200例前後を実施し、 約6年半で1200例に達しました。最近では東京1を継続、日本でも1〜3位の症例数となっています。もちろん症例数が全てではなく、…
膀胱がん:光線力学診断
最近、これまでの内視鏡では確認することが難しかった小さながんや平坦な膀胱がんを、手術約2時間前に5-アミノレブリン酸という薬を服用していただき、特殊な光を発する膀胱鏡を用いることでがんを赤色に蛍光発光させて、より確実に…
「医療崩壊」を避ける①
多くの国民も皆さんは ニュースやSNSなどで「医療崩壊」という言葉が出ても実感としては それほど切迫した状態と感じていないと思います。しかし実際は悲惨な状況と言って良いと思います。全ての分野でそうなのかもしれませんが…