「スマホ脳」はベストセラーが続いているようです。以前、このブログでも紹介しましたが、いかに、多くの人がスマホで便利な生活をしている反面、スマホで占められた生活から抜け出したいかもわかります。スマホ脳に続いて「デジタルミニマリスト。スマホに依存しない生き方」カル・ニューポート著、池田真紀子約(ハヤカワフィクション文庫)を読んでいます。面白い話が沢山載っていますが、1人で過ごす時間を持とう、と言う章にリンカーン大統領のことが書かれています。リンカーン大統領はワシントンDCを見渡せる丘にあるコテージ(現在、アメリカの国定史跡)を1862、63、64年に住まいとしたそうです。大統領に就任した途端、尋常ではない忙しさに追われたそうですが、この静かなコテージでゆっくり静かに考える時間が持てたことで南北戦争後のあらゆる難問にも立ち向かうことができたのではないかと言うのです。SNSを駆使する現代的な大統領も憎まないし、その業績は後々、どうだったのか検証しないと良いのか悪いのかもわからないとは思いますが、それでも確かに大統領だけでなく、どんな人でも難問に立ち向かうときに1人静かに考える時間・場所が必要な気がします。「されから40年〜」でお馴染みのきみまろ曰く、頑張ってきたお父さんが落ち着くのはトイレの中だけー、と笑わせてくれますが、もしかしたらトイレの中くらいスマホを使わず、物思いにふけるのも悪くないのかもしれません。