開院3周年!

Dr. Ohori

開院3周年!

早いもので2019年4月に開院して以来、丸3年が立とうとしています。定期的に病院として成長してきた、落ち着いてきたと感じたものですが、3年という期間を振り返ると「やらなければならない数多くのこと」を必死に追いかけてきた感があります。何しろ、通常は30年かけてやることをここ数年でやってきましたので、開院に向けて頑張ってくれたスタッフ・業者さんたち、開院後各部署を担当し急速な成長を成し遂げてくれたスタッフ、そして当院を支えて頂いた近隣の病院・クリニックの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。ロボット手術を中心とした先進医療と比較的わかりやすい目標をもとに、既に多くのロボット手術を実施してきました。2021年1年で前立腺は191症例とある統計では東京一とのことです。今年は昨年を上回る勢いで実施していますので今年も日本でもトップクラスの症例数となると思います。婦人科の子宮筋腫、子宮体がん、臓器脱のロボット手術も急速に増えており、今年中には泌尿器科と同数レベルに発展するのではと思います。幸いロボットが2台あるので奪い合いにはなりませんが、大きい手術室1、小さい手術室1では対応できなくなるのは明白で将来に備え、大きくする計画を立てなければならないと感じています。また、開院当初からスペースの問題があり、医局、更衣室、事務が裏のアパートに散在していますので、これも喫緊の課題になっています。過去3年間のうち、2年はコロナの影響を受けました。幸い、コロナ陽性者が多数出て診療ができないような状況は一度もありませんでした。何回か手術予定の患者さんが陽性になったり、濃厚接触者となり延期になった事はありますが。しかし、開院1年が経ち、感染対策もできた状況でのコロナ発生でしたので対応できましたが、これが開院と同時であれば、、、と考えるだけでも恐ろしいです。考えようによっては、コロナの状況にもかかわらず、病院がこれほど成長できたというのは誇らしい気もします。時折、手術した患者さんより、この病院で良かった!との言葉を頂き、それが1番の励みになっています。もっと良い手術を、もっとケアをより多くの人へ、我々のやりたい事は明確ですが、その環境を整えるのは容易ではなく、今後も工夫・精進を積み重ねなければと実感しています。素人院長として過去3年は不安の3年でしたが、4年目は安定、そして飛躍の基礎を作れればと感じております。

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