前立腺がん:放射線治療後の再発に対する治療

Dr. Ohori

前立腺がん:放射線治療後の再発に対する治療

早期前立腺がんの治療は現在、1)手術、2)外から当てる放射線、3)中から当てる放射線(小線源)4)お薬のホルモン治療、5)経過観察、などが基本となります。私が医師になった約40年前と違い、現在は放射線治療も色々な種類があり、効果のある標準的な治療の一つです。しかし、放射線治療の後の再発もあります。再発は、血液のPSA検査で治療後に最低値、例えば0.2となったときにプラス2.0の2.2以上になると再発の可能性ありと判断されます。再発となった時の、次の治療は多くの場合、多くの医師がホルモン治療のみを選択肢としてあげることが多いのですが、実際は手術(救援手術、サルベージ手術と呼びます)もありえます。なぜ、多くの医師が手術を検討しないのか、ですが放射線治療をすると前立腺が周り(特に便が通る直腸)の臓器とくっつき(癒着)、手術がやりにくい。その結果、ひどい尿失禁や腸に穴があくようなことがあるのではないか、という危惧からです。その心配は間違ってはいませんが、手術はロボット手術になり、ますます負担の少ない治療となっており、実は放射線治療後であっても手術の可能性は十分あります。特に若い方は、ホルモン治療を長期間実施していくのは大変ですので、手術も検討すべきと思います。私自身、過去に放射線治療後、HIFU(超音波温熱治療)後の再発の方を多く、手術してきました。手術中の大変さはありますが、手術後の尿失禁などの結果は良好で、大切な選択肢と考えています。お悩みの方は是非、ご相談下さい(無料ネット相談もやっています)。

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