先週、70歳になりました。70歳でも外科医として一線で働けるのはロボット手術のお陰です。従来、外科医は60歳ともなると視力が落ち、体力も落ち、外科医を引退することも多く、今でもロボット手術をやらない医師は引退し、外来を中心に働いている人も多いと思います。何と言っても医療は経験がものをいいますから、40歳頃から外科医として充実してくるのに残念な話です。ロボット手術は10倍に拡大して見えますし、座って手術をするので体力的には楽です。目はかなり疲れますが。
昔から、将来はどうなると考えながら過ごしたわけでなく、目の前のことを頑張るだけで見通しというものをたてないで来たと思います。あまりに時が過ぎるのが早く、70歳になったからどうだという感想もないのですが、前立腺がんを専門として40年間、アメリカで学んだ9年間を含め、過去に学んだものを活かして臨床を継続できているのは幸せなことだと痛感します。日米の恩師、同僚たちに感謝です。人生後半になり、こんなに借金を背負い、体重も増えるとは思いませんでしたが!、これからはどちらも軽くしながら、さらに多くの方に少しでも貢献できればと思います。