歳をとるにつれて時はあっと言うまに過ぎていきます。未だに研修医顔負けの忙しさの中で過ごしています。時にはゆっくり贅沢な時間を過ごしたいとも思いますが、一方で多忙な方が兎にも角にも前に進んでる「感じ」もして良いのかなとも思います。米国に計9年近くいましたので、米国に住むことの実感は持っていますが、長く住んでも米国時間には慣れませんでした。スーパーのレジに並ぶと、レジの人たちは世間話しながら大笑いしています。急ぐ気配は全くありません。イライラして待つ自分がおかしいと感じることもよくありました。日本ではどこに行ってもそれなりの速さで終わりますが、むしろ日本が特別かなとも感じます。病院の外来では世界共通だと思いますが、患者さんは待たされます。ニューヨークのスロン・ケタリング癌センターの外来で働いていましたが、患者さんにはポケットベルのようなものを渡して待ってもらうのですが、結局は1、2時間待ちも良くあり、患者さんは文句を言います。しかし、日本の様に3分診療はないので、診療後は納得した表情の人が多いと思います。有名な病院ですので全米各地から世界から患者さんがきますから、さすがに3分診療というわけにはいきませんが。やっぱり、自分は日本時間がしっくりいくのかと思いますが、たまーにはゆっくりしたいもんです。多分、ハワイが良いのは日本の感覚のまま、でもゆっくり出来るところかなーと想像してます(想像が大事!)。