ロボット手術の弊害?


前立腺レクチャー8:経過観察
早期前立腺がんの治療方法の中で昔から経過観察という手法があります。現在ではPSA監視療法と呼ぶことが多いです。要はがんと診断されたのにも拘らず、手術、放射線、内分泌治療などをせずに、定期的にPSA血液検査をしたり、MR…

必要な孤独
「スマホ脳」はベストセラーが続いているようです。以前、このブログでも紹介しましたが、いかに、多くの人がスマホで便利な生活をしている反面、スマホで占められた生活から抜け出したいかもわかります。スマホ脳に続いて「デジタルミ…

医療の現場最前線
7月3日土曜日の午後2時半から30分間、東京MXテレビの「医療の現場最前線」と言う番組で東京国際大堀病院が取り上げられました。更なる高齢化を迎え、当院が専門にしている泌尿器科・婦人科疾患(排尿障害、前立腺肥大、前立腺が…

前立腺レクチャー7:ロボット手術・リンパ節郭清
早期前立腺がんのリンパ節郭清は昔から論議のあるところです。手術の際に前立腺をきれいに摘出するのが一番の目的ですが、前立腺の周囲にあるリンパ節(脂肪の中に隠れている)をとることも意義があるのではないか?と言われています。…

ひとつむぎの手
「ひとつむぎの手」知念実希人著(新潮文庫)を読みました。まさしく、医療版の半澤直樹と言う感じで、とても面白かったです。白い巨塔の中での若い医師の理想と現実を描いているのだと思います。本の中に出てくる典型的な白い巨塔の構…

ザリガニの鳴くところ
手術、外来、病院運営などなど多忙な毎日ですが、読書だけは時間を見つけては継続しています。本屋さんに行くと、色々なランキングで「これが面白い」という広告・宣伝に溢れていて、それに乗せられて買うのにちょっと抵抗を感じますが…

HINOTORI
ロボット手術で用いてるアメリカ製のダヴィンチはとても頑丈で素晴らしい機械です。世界中で3000台を超えるダヴィンチ、日本でも400台が稼働しています。先週だけでも当院で5人のロボット手術をしましたが、私が医者になった3…

前立腺レクチャー6:ロボット手術
転移のない早期前立腺がんの標準的な治療の一つに古くからある手術があります。古くからありますが、もともと前立腺が骨盤の一番奥底にあるために開腹手術は難しい手術でした。お臍から下にまっすぐ10−15cmほどの傷をつけ、覗き…

電気自動車は本当にクリーンなのか?
Numbers Don’t Lie (バーツラフ・シュミル著、栗木さつき、熊谷千寿訳、N H K出版)を読んでいます。世界に起こっていることを数字で表して解釈していますがとても面白いです。 最近ではさらに電気自動車・自…