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仮性包茎の治し方や改善方法は手術のみ?自力で治す方法の効果や注意点と合わせて解説

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仮性包茎の治し方や改善方法は手術のみ?自力で治す方法の効果や注意点と合わせて解説

仮性包茎の治し方にはどんな方法があるの?
仮性包茎は治しておいた方が良いって本当?

仮性包茎には包茎手術をはじめ治し方に複数の選択肢があります。

仮性包茎の主な治し方
  • 医療機関での包茎手術:1回の処置で仮性包茎を治せる場合が多い
  • 矯正器具を使って自力で治す方法:時間がかかり痛みや怪我のリスクもある

基本的には、矯正器具を使うのではなく、医療機関で適切な処置を受けることがおすすめです。

しかし、仮性包茎は痛みなく包皮が剥ける形状のため「今すぐに治すべきか」「手術を受けるべきか」悩んでいる方もいるでしょう。

本記事では仮性包茎の主な治し方と、手術のメリットとデメリットを解説します。

仮性包茎を治すべきかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

仮性包茎を放置しないほうがいい?

仮性包茎とは手で剥くと、抵抗なく亀頭を完全に露出させることができる包茎の種類です。

仮性包茎などの包茎は放置すると、感染症にかかるなどリスクがあります。

皮内は常に尿で汚れ、包皮内板や亀頭のあかが混ざって尿臭の強い黄白色の恥垢(ちこう)がたまり、炎症や細菌感染が起こりやすくなり、大腸菌などが感染すると先が赤く腫(は)れてうみが出る亀頭包皮炎になります。

引用元:2)包茎の害 – 公益社団法人 鳥取県医師会

ただ、真性包茎やカントン包茎とは違い、仮性包茎は必ず治さなければいけないということではありません。

包茎手術などの美容医療では詐欺や失敗など問題点も報告されているので、クリニック選びは慎重に進めましょう。

参考:美容医療サービスにみる包茎手術の問題点

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当コラムでは医療的視点から、包茎手術・長茎手術に関する正しい情報を発信いたします。

目次

仮性包茎の治し方には包茎手術のほか自力で治す矯正器具などがある

仮性包茎の治し方として、包茎手術をはじめ3つの方法が挙げられます。

特徴費用相場
医療機関での包茎手術医療従事者が担当する手術により包茎治療ができる5万円〜
包茎手術以外の手術や医療処置男性器の長茎や亀頭増大などにより包皮が自然に剥ける形状を目指せる5万円〜
矯正器具などで自力で治す方法リング状の器具などを男性器に装着して亀頭を露出させる1,000円〜

治し方により、利用方法や処置内容が異なります。

なかには医療機関を受診せずに始められる矯正器具を使用する方法もありますが、リスクも多い方法のためおすすめできません。

仮性包茎の治し方と、矯正器具を使用するリスクについて詳しく解説します。

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仮性包茎手術のプラン一覧
仮性包茎対応
切る包茎手術
スタンダードカット45,000
デザインカット165,000円
ハイパーカット275,000円
ハイパーVカット440,000円
スーパーカット660,000円
背面切開55,000円
仮性包茎対応
切らない包茎手術
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包茎手術は1回の処置で治療が簡潔する場合が多い

包茎手術とはその名のとおり、医療処置により包茎に処置を施す方法を指します。

手術は1回5万円前後から手術内容や手法により変動し、多くの場合は1回の通院のみで完結します。

医療機関で仮性包茎手術として受けられる主な手法として、以下をご覧ください。

主な内容
切らない包茎術
(糸を使用)
男性器の根本に包皮を寄せて糸で固定する
切らない包茎術
(注入治療)
注射により亀頭の形状を変化させて包皮が剥けやすくする
環状切開術包皮を環状に切除して縫合する
亀頭直下埋没法包皮を亀頭の下で切除し縫合する
根部切開法男性器の根本で余った包皮を切除する
クランプ法器具を用いて包皮を切開する

包茎手術は大きく分けると、メスを使用し切開する方法と切らない方法に分類されます。

切らない方法の方が痛みや負担が少ない傾向にありますが、軽度の仮性包茎の治療に向いている方法です。

一方で切開を伴う方法であれば、包皮の量や形状そのものを切開や切除により変えられるため、重度の仮性包茎まで幅広く対処できるでしょう。

包茎手術は男性器の形状や医師の技術力などにより料金が大幅に変動します。
包茎手術ではトラブル報告もあるため、実際の料金は医療機関を受診して確認を取ったうえで検討してください。

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長茎術や亀頭増大術により仮性包茎が治る場合もある

長茎術や亀頭増大術など、男性器の形状を変える医療処置により、仮性包茎が治る場合もあります。

特に仮性包茎は包皮の口が広く、痛みなく亀頭を露出できる形状です。

つまり以下の処置により男性器の形状が変化すると、より包皮が剥けやすく仮性包茎が治る可能性もあります。

主な内容
長茎術医療処置により胴体(下腹部)に埋もれている男性器を引き出して男性器を長くする
亀頭増大術亀頭に薬剤(ヒアルロン酸など)を注入して大きさを変える

なお、選んだ治療プランによっては効果が一時的な場合もあり、元に戻る可能性もあります。

加えて、長茎術や亀頭増大術はあくまでも男性器の形状を変える手法です。

包茎が治ることを目指す治療プランではないため、形状や包皮の余り方次第では仮性包茎が治らない場合もあるでしょう。

男性器の大きさや形状が気になるのではなく、仮性包茎を治すことが主目的であれば、包茎手術を選ぶことが先決です。

男性器の形状次第では、包茎手術と並行して長茎術や亀頭増大術を選択する方法もあります。
並行で治療を受けられるか、手法を組み合わせることは適切か否かは、医師の診察を受けたうえで検討してください。

自力で治す方法は時間がかかったり強い痛みが継続するリスクがある

包茎手術を治す方法として、矯正器具を使用するなど自分で治す方法もありますが、リスクの高い方法です。

矯正器具とはインターネット上などで市販されているものを指し、医療器具ではありません

仮性包茎の矯正器具の種類として、主に以下が挙げられます。

主な使い方
矯正リング男性器にリングを装着して包皮を固定することで、亀頭を露出させる
矯正テープ男性器にテープを貼って、亀頭が露出された状態で固定する
矯正接着剤男性器に接着剤を塗って、亀頭が露出された状態で固定する

いずれの方法も、基本的には物理的な措置により包皮が露出した状態で固定する手法で対処します。

しかし、矯正器具を使用することには以下のリスクがあるため注意が必要です。

矯正器具で仮性包茎に対処するリスク
  • 器具の誤った使用方法により男性器を傷付けてしまう
  • テープや接着剤により男性器や包皮がかぶれる
  • テープやリングによる男性器の圧迫で血流が悪化する
  • 器具を外すと包皮が元に戻って想定した効果を期待できない

矯正器具を個人の判断で使用すると、男性器を傷付けたり不衛生を招く恐れがあります。

加えて、矯正器具を外すと包皮が元に戻ってしまい、長時間器具を装着し続けた意味がなくなる場合も多いです。

リスクに反して十分な効果を期待できない可能性が高いため、仮性包茎を治すなら自力で処置するのではなく、包茎手術などを利用しましょう。

仮性包茎とは包皮に覆われているものの自力で痛みなく剥ける形状の男性器を指す

仮性包茎とは、男性器の亀頭が包皮に覆われている形状を指します。

通常時は亀頭まで包皮で覆われていますが、必要に応じて自分で包皮を剥けることが特徴です。

仮性包茎の特徴
  • 日本人の7割程度は仮性包茎に分類される
  • 軽度かつ簡単に剥ける形状なら放置しても生活に支障はない
  • 仮性包茎が早漏や見た目のコンプレックスを招く場合もある

包皮を剥く際に痛みがなく、包皮の余り方によっては勃起時などに自然と剥けることから、放置して問題ない場合もあります。

ただし、仮性包茎を放置することが男性機能や精神面の負担につながる恐れもあるため、治療も選択肢の1つとして検討しましょう。

仮性包茎の特徴について、3つのポイントで詳しく解説します。

日本人の7割程度は仮性包茎に分類される

仮性包茎に該当する方の割合は多く、日本人男性の7割ほど※が分類されるとの調査報告があります。

日本人男性の半数以上が仮性包茎とのアンケート結果ですが、割合が多いことには割礼の文化的習慣がないことなどが挙げられます。

割礼とは

生後3ヶ月までに男性器の包皮を切除する処置です。
割礼を選択する理由はさまざまですが、衛生面や病気予防のほか慣習・宗教的な観点から実施する文化圏もあります。
※参照:Tokyo Medical and Surgical Clinic|割礼

そのなかで、日本では割礼が一般的ではないことから、大人になっても包茎や仮性包茎に該当する方の割合が増えます

そのため前提として、仮性包茎であることが「珍しい」「恥ずかしい」と悩む必要がないことは、知っておきたいポイントです。

同アンケートでは「仮性包茎をどう思うか」との女性へのアンケート調査も実施されました。
調査ではおよそ9割の女性が「気にしていない」「どちらでも良い」と回答しています。

※参考:帝京大学医学部泌尿器科アンドロロジー診療|日本の包茎手術について(海外との比較検討)

軽度かつ簡単に剥ける形状なら放置しても生活に支障はない

仮性包茎の場合、軽度かつ簡単に剥ける形状であれば、無理に治療を受けなくても生活に支障がない場合がほとんどです。

仮性包茎を放置しても支障がない理由
  • 痛みなく剥けて包皮内や亀頭周辺を洗浄する負担が少ないため
  • 性行為など亀頭の露出が必要な際は簡単に剥けるため

基本的に、洗浄や性行為に問題がない包皮の余り方であれば、仮性包茎を放置しても問題はありません。

そのため、以下の場合には仮性包茎を治療しないことも選択肢の1つです。

仮性包茎を治療しない選択肢が視野に入る場合
  • 仮性包茎のままでも衛生面や性行為に支障が出ていない場合
  • 仮性包茎が治ることよりも治療の費用や痛みの方が負担が大きいと感じている場合

男性器の形状や悩みは人それぞれであり、仮性包茎であることがただちに治療を検討すべき事象にはつながりません。

あくまでも男性器の形状や包皮の余り方から、日常生活や精神面に負担が大きいと感じている場合に、包茎手術はおすすめです。

※参考:国民生活センター:美容医療サービスにみる包茎手術の問題点 – 医師からのアドバイス

仮性包茎が早漏や見た目のコンプレックスを招く場合もある

仮性包茎は日常生活に支障がない場合もある一方で、早漏などの不便や不安を招く場合もある点には注意が必要です。

仮性包茎が招く恐れのある不便/不安例
  • 常に亀頭が包皮に覆われていて、外部からの刺激に弱く早漏してしまう
  • 包皮が多く余っていて勃起してもなかなか亀頭が露出しない
  • 包皮が男性器の凹凸をなくしコンドームが外れやすくなる
  • 常に亀頭が覆われていて蒸れやかゆみに慢性的に悩まされてしまう
  • 男性器の見た目が恥ずかしくて大浴場や性行為時に精神的負担を感じてしまう

外部からの刺激に弱くなったり衛生面に不安が生じるなど、機能面の負担はさまざまです。

また、見た目のコンプレックスは自分への自信をなくしたり不安から勃起しづらくなることにもつながりかねません。

仮性包茎により生活に負担を感じているのであれば、包茎手術などにより治療を検討してみてください。

仮性包茎を治すために包茎手術を受けるメリットとデメリット

仮性包茎の治し方としてまずおすすめしたいことが、包茎手術です。

仮性包茎を治すために包茎手術を受けるメリットとデメリットを、それぞれご覧ください。

メリットデメリット
病気予防や衛生面の維持を見込める

外的刺激に慣れて早漏を予防できる

見た目のコンプレックスに対処できる

1回の受診で治療が完結する場合が多い
手術には5万円〜の費用がかかる

手術失敗などにより傷跡が残る恐れがある

亀頭の露出により感度が変わる可能性がある

包茎手術は1回の治療により、亀頭が包皮に覆われていることによる衛生面や病気リスクを防げます。

一方で、手術には費用や失敗リスクの問題もあるため、合わせて把握のうえ慎重に治療プランを選びましょう。

包茎手術で仮性包茎を治すメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。

包茎手術のメリットには男性器の病気予防や見た目への不安に対処できること

包茎手術のメリット
  • 病気予防や衛生面の維持を見込める
  • 外的刺激に慣れて早漏を予防できる
  • 見た目のコンプレックスに対処できる
  • 1回の受診で治療が完結する場合が多い

包茎手術で仮性包茎を治すメリットとして、男性器の病気予防や見た目のコンプレックスに対処できることが挙げられます。

男性器が包皮に覆われていると、洗い残しにより垢を落としきれなかったり、蒸れによるかぶれや臭い、雑菌の繁殖などのリスクがあります。

見た目のコンプレックスにつながる場合もあるため、仮性包茎であることが機能面や精神面の不安につながっているのであれば、治療はおすすめです。

包茎手術であれば仮性包茎の治療も1日のみ、1回の通院で完結させられます。

長期的な治療や通院が必要なく、家族にバレないよう治療を終えられる場合もあるでしょう。

こっそり仮性包茎を治したい方は、ぜひ包茎手術を検討してみてください。

包茎手術のデメリットには出費や手術痕&手術失敗などのリスクがあること

包茎手術のデメリット
  • 手術には5万円〜の費用がかかる
  • 手術失敗などにより傷跡が残る恐れがある
  • 亀頭の露出により感度が変わる可能性がある

包茎手術のデメリットとして、出費が嵩むことや手術失敗などが挙げられます。

包茎手術の料金は5万円〜が相場であり、選択した治療プランや自分の男性器の形状によって変わります。

選んだ手術プランによっては数十万円を超える包茎手術費用がかかる場合もあるため、費用面には注意が必要です。

しかし「手術費用が安いから」と安易にクリニックやプランを決めてしまうと、医師の技術不足などにより失敗するリスクもあります。

手術失敗は男性器に明らかな手術痕を残したり、感覚器官を傷付けてしまう恐れがあります。

デメリットをふまえて、包茎手術を受ける際の注意点をご覧ください。

デメリットからわかる包茎手術の注意点
  • 手術総額は必ず確認したうえで実際に治療するか検討する
  • 手術失敗のリスクを避けるため治療実績や口コミ評価を確認する
  • 治療により感度が変わるなどの可能性を把握しておく

仮性包茎の治し方として包茎手術はおすすめですが、包茎手術にはリスクやデメリットもある点は必ず把握のうえ、利用を検討しましょう。

仮性包茎の治し方が気になる方向けのよくある質問

仮性包茎の治し方が気になる方向けの情報を、よくある質問形式で5つ紹介します。

よくある質問
  • 仮性包茎は無理に治療する必要はありませんか?
  • 知恵袋などの体験談を参考に仮性包茎は自力で治せますか?
  • 包茎手術により男性器は大きくなりますか?
  • 仮性包茎の治療は保険適用されますか?
  • 仮性包茎の包茎手術に年齢制限はありますか?

仮性包茎には包茎手術をはじめ複数の治し方があります。

そのため自分に仮性包茎の治療が必要かどうかはもちろん、治療の効果や料金も必ず確認しておきましょう。

加えて、予算や年齢をもとに「自分が仮性包茎手術を受けられるか」も慎重に検討しておくことが大切です。

仮性包茎の治し方に関するよくある質問5つに、それぞれ回答します。

仮性包茎は無理に治療する必要はありませんか?

仮性包茎を無理に治療する必要はありません。

特に以下のように考えている場合は、その時点では治療しない選択肢を取ることもおすすめです。

仮性包茎を無理に治す必要がない人
  • 仮性包茎でも機能面や衛生面に支障がない
  • 仮性包茎が治ることより費用や痛みの不安が強い人
  • 20歳未満など第二次性徴により男性器の変化を見込める人

仮性包茎は包皮が痛みなく剥ける形状のため、性行為時や洗浄時に無理なく剥けるのであれば、問題がない場合もあります。

仮性包茎であることに大きな生活の支障を抱いておらず、包茎手術の費用や痛みへの不安が強いのであれば、治療しないことも選択肢の1つです。

加えて20歳未満で第二次性徴が終わっていない場合は、成長に伴い男性器の形状も変化する可能性があります。

そのため、まだ成長が見込める場合は成長を待って、男性器の形状を見守ることもおすすめです。

知恵袋などの体験談を参考に仮性包茎は自力で治せますか?

知恵袋や掲示板に投稿されている自力で包茎手術を治した体験談は、あくまでも個人の感想です。

そのため、仮性包茎の治し方として参考にすることは推奨できません

知恵袋や体験談に掲載された内容
  • 個人の感想に基づくものが多く医学的根拠がない場合が多い
  • 男性器の形状には個人差があり自分にも適用できる方法ではない場合が多い

知恵袋や掲示板サイトに投稿されたものは個人の感想に基づくものであり、医学的に見た効果や安全面の保証がされていません。

なかには非常に大きなリスクを伴う方法も存在するため、安易に試してはいけない方法です。

加えて、男性器の形状や包皮の余り方や厚みには個人差があり、「治った」とされる投稿が自分にも適用されるとは限りません。

「第二次性徴のタイミングで試した」などの事象が治った結果につながっている場合もあります。

仮性包茎を自力で治す方法はいかなる場合もリスクが高い方法のため、治療を考えるのであれば医療機関の受診がおすすめです。

包茎手術により男性器は大きくなりますか?

包茎手術では男性器は大きくなりません

包茎手術はあくまでも男性器を覆う包皮を切除または縫合する手術であり、男性器そのものに手を加えない手法がほとんどです。

しかし、以下の場合には包茎手術に伴い大きさが変わる可能性があります。

包茎手術により男性器の大きさが変わるケース
  • 包皮の締め付けがなくなり血流が改善される
  • 男性器の見た目に自信が付いて性行為などに集中できるようになる
  • 亀頭へのヒアルロン酸注入など亀頭増大術を選択する

包茎手術により血流が改善するほか、男性器への精神的負担の解消により勃起しやすくなったことが、大きさの変化につながる場合があります。

また切らない包茎手術や亀頭増大術などを選択した場合も、大きさが変わる結果を伴うでしょう。

ただし、大きさが変わることは副次的な結果であり、すべての方に適用される事象ではありません。

包茎手術はあくまでも男性器の包皮への処置として、受診を検討してください。

仮性包茎の治療は保険適用されますか?

仮性包茎の治療は、基本的に保険適用されません

保険適用(医療保険)とは

国民皆保険制度のもと、日常生活に支障を来す傷病の治療を1〜3割の負担で利用できる制度です。
あくまでも傷病の治療が目的であり、見た目を変えることを目的とした治療には適用されません。
◆参考:厚生労働省|医療保険

特に仮性包茎の場合は、包皮を痛みなく自分で剥ける形状のため、一般的には「日常生活に支障がない」と判断されます。

そのため、仮性包茎は基本的に医療費を全額自分で負担する自費診療で受診することとなるでしょう。

真性包茎やカントン包茎など、性行為や男性器の衛生面維持に問題がある形状と診断された場合は、保険適用が認められる場合があります。

仮性包茎の包茎手術に年齢制限はありますか?

仮性包茎の包茎手術には、基本的に年齢制限がありません

国内医療機関のなかには18歳未満の包茎手術を受け付けているところもあるため、必要に合わせて受診を検討しましょう。

未成年の包茎手術(医療措置)には、保護者の同意書が必要です。

ただし、男性器の形状は第二次性徴に伴い変化する可能性があります。

なかには第二次性徴により仮性包茎だった男性器の包皮が自然に剥ける可能性もあるでしょう。

そのため、10代時点の包茎(仮性包茎)は、ただちに処置すべき事象とは限らない場合もあります。

男性の第二次性徴は思春期の訪れに伴い、10歳前後から18歳前後の間で起きるとされています。
ただし、第二次性徴が訪れるタイミングや期間には個人差があります。

包茎手術を利用する際は、自分の悩みやライフスタイルに合わせて受診タイミングを検討してください。

※参考:東京女子医科大学|こどもの包茎について

まとめ:仮性包茎の治療を検討しているなら包茎手術がおすすめ

仮性包茎の治し方には複数の方法がありますが、なかでもおすすめの方法は包茎手術です。

包茎手術は1回の受診のみで治療を完結でき、自分の男性器の形状に合った包皮の切除・縫合方法を医師と検討できます。

最後に、仮性包茎の治療のために包茎手術を受けるポイントをご覧ください。

仮性包茎を治すため包茎手術を受けるポイント
  • 1回5万円〜を目安に治療総額を確認してクリニックを受診する
  • 自分の男性器の形状に合った治療プランを医師とよく相談する
  • 仮性包茎は原則自費診療であることを前提にプランを検討する

もちろん仮性包茎は男性器の形状や包皮の余り方によっては、治療しない選択肢を取る方も多いです。

しかし「どうしても見た目が気になってしまう」「包皮が多くてきれいに洗えない」など悩みを抱えているのであれば、治療はおすすめです。

自分の悩みやライフスタイル、男性器の形状をもとに、仮性包茎も包茎手術での治療を検討してみてください。

この記事を書いた人

東京国際大堀病院のお役立ちコラムです。「疾患の根治はもちろん読者の生活の質も重視した治療のサポート」をコンセプトに、専門家が集結した国際病院の知見で正しい情報の発信を心がけています。

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