臨床検査科 Clinical laboratory

“検査は要”
信頼される
迅速で確かな検査
当院は泌尿器科を中心として一般内科・循環器内科・婦人科を有し、多種多様な症例に対応すべく様々な検査を実施しています。
当院では前立腺がんマーカーであるPSA検査をはじめ、以下の検査を院内で実施し、40分程度で結果を報告できます。また、当院の近隣には臨床検査センターもあり、医療連携を行うことで、万一検査機器にトラブルが生じた際のバックアップ体制も万全です。
検査内容としては、患者さんから採取した血液・尿などを分析する「検体検査」、生検や手術中に採取した組織の診断を行う「病理検査」、心電図や肺機能検査など患者さんと接して検査を行う「生理検査」があります。
検体検査では最新の検査機器と電子カルテシステムを連携することで、より精度の高い検査結果を迅速に提供できるよう努めております。病理検査では病理専門医が腫瘍の広がり、種類、浸潤度合いなどの診断を正確・迅速・丁寧に行います。生理検査では当院の理念に基づき、安心して検査を受けて頂けるよう、患者さんに寄り添った検査を行うよう努めております。
臨床検査科の検査について
検体検査
- 生化学検査
- 生化学検査は採取された血液を分離して得られた血清や血漿を用いて、肝機能、腎機能、蛋白質、電解質、脂質、血糖などを測定する検査です。健康診断や体の不調がある際に血液検査を行いますが、体内の異常を調べ、病気の診断や治療の判定、病状の経過観察に欠かすことができない検査です。
- 血液検査
- 血液学検査は、赤血球・白血球・血小板の測定や血液細胞の形態観察を行います。又血液が固まりにくい病気を見つける為の凝固検査や、血管内で固まりにくくする因子の線溶関連などの検査です。
- 一般検査
- 尿や糞便など血液以外の体から採取されたものを測定する検査です。尿検査では最新の分析装置を用いて尿中の細胞成分をその形状や数を検査し、様々な疾患の存在を推定します。
病理検査

病理検査は聞きなれない方も多いと思いますが、病理診断(生検組織診断・手術で摘出された臓器の診断・手術中に行う迅速診断)を行う病理医と診断に必要な染色標本を作製する臨床検査技師が職務にあたります。病理医が顕微鏡を用いて病理診断を行い、腫瘍がある場合はその種類・広がり・浸潤度などの診断を行います。院内で検査することにより迅速・正確・丁寧な作業・診断が出来ますので、患者様により有益な医療を提供できるものとなります。これからも大堀病院のモットーである患者様に寄り添う医療を提供してまいります。
生理検査
医療機器を用いて体の構造や機能に関する様々な情報を調べる検査で、直接患者様と接して検査を行います。主な検査としては、心電図検査・ホルター心電図検査・呼吸器検査・超音波検査があります。
当臨床検査科は、最先端のロボット手術を誇る当院で“検査は要”であるという責任と自覚を常に持ち、検査の質の向上のために研鑽しています。
患者さんとご家族の方が不安なく気持ちよく検査を受けられるよう、他職種のスタッフとのコミュニケーションを取りながら業務に取り組んでいます。
臨床検査科 医師・スタッフ紹介
医師
医学博士 関 邦彦 Kunihiko Seki
患者様の不安を少しでも早く取り除く為に
正確かつスピーディな検査の実施と
質の向上に努めてまいります。

- 日本病理学会 認定医
- 日本臨床細胞学会 専門医
- 日本病理学会 病理専門医研修指導医
- 日本臨床検査医学会 管理医
経歴 Profile
- 1986年
- 北海道大学医学部医学科卒業
- 1986年
- 国立長崎中央病院 臨床研修医
- 1988年
- 札幌医科大学整形外科 研究生
- 1991年
- 徳島大学医学部 第一病理
- 1996年
- 徳島市民病院 中央検査科
- 1998年
- 虎の門病院 病理診断学科
- 2005年
- 国立がんセンター中央病院 臨床検査科
- 2007年
- NTT関東病院 病理診断科
- 2008年
- JR東京総合病院 臨床検査科
- 2019年7月
- 東京国際大堀病院 勤務
所属学会 Affiliated academic society
- 日本病理学会
- 日本臨床細胞学会
- 日本臨床検査医学会