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循環器内科 Cardiology

東京国際大堀病院の循環器内科のご紹介

杏林大学医学部付属病院
ニューハートワタナベ
国際病院との
医療連携が
可能にした
地域のための医療

循環器科とは、血液を循環させている管とポンプ、つまり心臓と血管を扱う科です。心臓のリズムが乱れている、心臓そのもの(胸全体)が苦しい、あるいは心臓の問題で足がむくんだり(浮腫)、息が苦しかったり、全身の血管に何か問題が起きて症状が出た時に対応します。
循環器内科では、狭心症・心筋梗塞、不整脈、心不全などの心臓の病気や、動脈硬化、動脈瘤などの血管の病気を治療します。主に薬による内科的治療を行います。
当院では、杏林大学循環器内科の医師が診療にあたっていますので、さらに詳細な検査、治療が必要になった際には杏林大学循環器内科とスムーズな連携が可能です。

このような症状はありませんか?当院の循環器内科までお気軽にご相談ください

  • 血圧が高い、高血圧の治療を継続したい
  • 高脂血症を指摘された
  • 心電図やレントゲン検査で異常がある
  • 最近足がむくむ(浮腫)
  • 胸が締めつけられるような違和感がある
  • 歩行時や運動時に胸が苦しい
  • 胸がドキドキする、脈が速くなる
  • 脈が乱れる、脈が飛ぶ
  • 最近息苦しく感じる
  • 運動時に息切れを感じる
  • 気を失ったことがある
  • 一瞬気が遠くなることがある

循環器内科 外来担当医師表

診療時間
午前
9:00-12:00
西山永松若林三浦西南島
午後
13:30〜16:30
  • ※杏林大学付属病院 循環器内科医師が担当します。
  • ※窓口受付時間:午前8:30〜11:30、午後13:00〜16:00まで、
    お急ぎの場合は受け付け時間終了後もお電話でお問い合わせをお願い致します。
  • ※外来担当医は変更になる場合があります。
    予約せずに来院される方はお電話(代表:0422-47-1000)にてご確認をお願いいたします。
  • ※休診予定はこちらからご確認ください。

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循環器内科で扱う主な病気

循環器内科でおこなう主な検査

心電図検査

心電図検査機器

手足、胸に合計10個の電極を付け、様々な向きから電気の流れを見ることにより、身体に負担をかけずに心臓の電気生理を見る検査です。
過去、現在に心筋梗塞などの虚血障害(心臓の血流が低下)があるか、不整脈がないか、などをチェックします。胸の痛みや胸の重苦しさ、ドキドキ感、圧迫症状がある場合にまず行う最も基本的な検査です。

胸部レントゲン(X線)撮影

胸部レントゲン(X線)撮影

心臓の形や大きさ、大動脈などの血管や肺に異常がないか、映し出す検査です。心臓の異常だけでなく、肺炎や肺に水がたまる胸水、肺に血液が溜まる肺うっ血の有無も調べることができますがないかも確認できます。心臓のの具合や胸水の程度をレントゲンで確認しながら、内服薬の増量・減量、追加の薬の必要性などを考えていきます。
撮影する部分に、金属・プラスチック・湿布薬等があると、写真に写ってしまい診断の妨げになることがあります。撮影前に外しておきましょう。

心臓超音波検査(心エコー)

心臓超音波検査(心エコー)

心臓超音波検査は超音波を心臓に当て、返ってくるエコー(反射波)を画像に映し出し、身体に負担をかけずに心臓の様子を把握することができる検査です。
心機能(ポンプの力)、心臓の壁運動低下(心臓に動きの悪い場所は無いか)、弁膜症の有無、心臓の周りに水が溜まっていないか(心嚢液の貯留)などを確認します。当院では日立製の最新心臓超音波機器を導入しており、循環器内科専門医による詳細な検査を行うことが可能です。

ホルター心電図

ホルター心電図

ホルター心電図は、日常生活の中で小型・軽量な装置を身につけ、長時間にわたる心電図を記録・解析する検査装置です。胸の違和感を自覚する患者さんの中には何らかの不整脈が隠れていることがあります。
このような方にはホルター心電図が有用な検査となります。また不整脈に対する飲み薬の効果判定のために、ホルター心電図を行うこともあります。ホルター心電図によって、短時間の心電図検査などでは診断できない不整脈や冠攣縮性狭心症などの発見が可能です。
当院ではホルター心電図機器を導入していますので、必要時に行うことができます。軽い症状でも、何らかの病気が潜んでいることがあります。お気軽にご相談ください。

循環器内科で扱う代表的な病気

高血圧

わたしたちの心臓は、脳や運動をしている筋肉に十分な酸素を送るため、圧力をかけて血液を送り出しています。この圧力が「血圧」です。ある程度の圧力は必要なのですが、血圧が高くなりすぎると様々な病気を引き起こす原因になります。この血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態が高血圧です。
高血圧は日本人にとても多い病気です。40~74歳の人のうち男性の約6割、女性の約4割が高血圧と言われます。血圧を2mmHg下げるだけで、脳卒中にかかる人が2万人減少し、死亡する人は9000人減少するといわれています。大部分は、本態性高血圧といわれるもので、遺伝や生活習慣のかたよりが原因となっています。遺伝的な要因があっても、運動や食事などの生活習慣をコントロールすることで悪化を防ぐことができます。
高血圧は放っておくと、その高い圧力によって血管の壁にストレスがかかり、動脈硬化が生じて心不全や狭心症、心筋梗塞といった心血管系の病気を引き起こしたり、また脳出血(脳の血管が破れる病気)や脳梗塞(脳の血管が詰まる病気)の原因になったりします。また、高血圧の原因が、まれですが副腎腫瘍など、ホルモンの異常のことがあります。健診などで高血圧を指摘された場合、循環器専門医に相談することをおすすめします。

高血圧の治療

高血圧の治療をしていくうえで大切なのは、定期的に、また決まった時間に血圧を測定することです。定期的に血圧を測定する習慣をつけ、血圧が高いことについて自分自身で自覚することで、自然に生活習慣を改善するようになります。また高血圧の薬(血圧降下薬)も医師の指示通りに、きちんと飲むようになっていきます。また、適度な運動も大切です。肥満を避け(適正な体重:BMI25未満)、ウォーキングなどの軽めの有酸素運動を継続的に行うことが大切です。食生活では、塩分の取り過ぎに注意し(塩分は1日6g未満)、また禁煙や節酒(お酒は1日1合程度、多くても2合までにしましょう)もとても大切です。また睡眠・休養をしっかりとって、ストレスを溜め込まないようにすることも高血圧の治療に重要です。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症(高脂血症)は、血液中の中性脂肪(トリグリセライド)や、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が基準より高い、またはHDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が基準より低い状態のことをいいます。
脂質異常症を放置してしまうと、増えた脂質がどんどん血管の内側に溜まって動脈硬化の進行を促し、将来的に心筋梗塞や脳梗塞などの発作を招く原因となってしまいます。高脂血症は高血圧などと同様に自覚症状が無いため、健康診断などの機会を利用して、早い段階で見つけることが大切です。

脂質異常症は動脈硬化の危険因子

狭心症や心筋梗塞などを含めた心臓病と、脳出血や脳梗塞などの脳卒中は、日本人の死亡原因の上位を占めています。これらはどちらも、主に動脈硬化が原因となって起こる血管の病気です。動脈硬化を防いで、心臓病や脳卒中を予防することが、健康のまま寿命を延ばすために重要です。
動脈硬化は、高血圧を悪化させたり、腎臓病(腎不全など)などの原因になることがあります。動脈硬化というのは、心臓から体の各部分へと血液を運ぶ血管が硬くなる疾患です。動脈の内側の壁にコレステロールが溜まり、血管が狭く、硬くなり、そしてもろくなってしまうのです。その狭くなったところは血液の流れが悪くなり、血栓(血のかたまり)ができて詰まってしまうと、脳梗塞や心筋梗塞の原因になってしまいます。 高血圧などの動脈硬化の危険因子を治療していくことで、動脈硬化の進行を遅らせることができます。高血圧が動脈硬化の大きな危険因子の一つであることはよく知られていますが、脂質異常症も同様に重大な危険因子の一つです。
脂質異常症(高脂血症)は、自覚症状が無くても、早めに治療を始めることが肝要です。健診などで脂質異常症と診断された場合、放置せず専門医へ相談してください。

脂質異常症の治療

動脈硬化を進めないようにすることが治療の重要な目的です。まず食事療法や運動などのライフスタイルの改善を行い、動脈硬化による病気を起こす危険性が高いときには薬物療法が追加されます。なかでも特に重要なのが食事療法で、身体が必要とするエネルギーより多くとらないことが大切です。肥満がある場合は、エネルギー摂取量を見直して肥満を解消しましょう。
食事療法では、高LDLコレステロール血症の人は動物性脂肪を含む食事を減らして植物性脂肪を含む食品を増やす、コレステロールの多い食品を減らす、野菜やきのこ類などの食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂る、高トリグリセライド血症の人の場合は糖質の多い食品やお酒を控える、摂取エネルギー(カロリー)をコントロールする、などを心掛けます。 運動療法としては、ウォーキングなどの軽めの有酸素運動が最適です。運動はトリグリセライドを減らし、HDLコレステロールを増やすことがわかっています。
脂質異常症の治療薬には、主にLDLコレステロールを下げる薬や、トリグリセライドを下げる薬があります。専門医と相談し、最適な治療を見つけていきましょう。

不整脈

不整脈は脈が速いまたは、遅い、不規則などの症状のことをいいます。 不整脈には様々な種類があり、時に命の危険を伴う不整脈、まったく自覚症状が無い不整脈などがあります。 この症状は年齢を重ねるごとに発症しやすくなり、ストレスや睡眠不足、疲労などでも発症するおそれがあります。不整脈が発生する主な原因は、冠動脈疾患、心臓弁障害、心不全、先天性心疾患などで、多くが心臓に起因する疾患です。
甲状腺異常や肺に病気がある人も、不整脈になりやすい傾向があります。
不整脈の症状としては、下記のようなものがあります。
ただ、不整脈は常に自覚症状があるわけではなく、本人がそれと気づかないケースも少なくありません。


不整脈には大きく分けて次の3つの種類があります。

  • 期外収縮

    自覚症状がないことが多く、単発に出る

  • 頻脈性不整脈

    脈が速くなる不整脈

  • 除脈性不整脈

    脈が遅くなる不整脈

飛ぶ/抜ける脈(期外収縮)

期外収縮になっても自覚症状を感じないことが多いのですが、症状を感じる時は、脈が飛んだり、胸に不快感を感じたり、胸の痛みを自覚することがあります。これらの痛みはあまり持続しない(数十秒以内)で消えることが多いです。

早い脈(頻脈)

頻脈になると、胸がドキドキとする動悸が感じられるようになります。さらに脈が速まっていくと、心臓が全身に血液を送り出せない状態となってしまうため、吐き気や冷や汗、意識消失等の症状が出ることがあります。

遅い脈(徐脈)

徐脈になると、フラッとしたり、めまいがしたり、意識が無くなって倒れてしまったりします。徐脈の状態が長い時間続くと、動作時に息切れを感じるようになります。

脈が不規則になる

心房細動という不整脈を起こすと心臓は不規則に、速く拍動します。心房細動になると、脈が速いことにより心臓の機能の低下した人は十分に全身に血液を送ることができず、心不全を起こしてしまう危険性があります。また心房細動を放置すると、心臓内に血栓をつくり、脳梗塞などの原因になることがあります。症状が無くても、ホルター心電図などで発見されることがあります。

動脈硬化症

動脈硬化は、動脈が詰まったり、硬くなったり、狭くなったりして血液の流れが悪くなった状態のことをいいます。動脈が硬くなると、血管のしなやかさが失われるために血液をうまく送り出せず、心臓に負担がかかってしまいます。 この状態を放置してしまうと、血管が詰まったりして心筋梗塞や脳梗塞など致命的な病気を引き起こすことがあります。 動脈硬化はいったんなってしまうと、残念ながら治療で治すことはできませんが、定期的な検査、診察、血圧のコントロールなどで動脈硬化の進行を遅らせることはでき、脳梗塞や心筋梗塞などの病気の危険性を下げることが可能です。

動脈硬化が原因で起こる病気

動脈硬化を放っておくと、心臓の栄養血管である冠動脈が狭くなって起こる「狭心症」、心臓の血管が詰まることで起こる「心筋梗塞」、脳の血管が破れることで起こる「脳出血」、脳の血管が詰まることで起こる「脳梗塞」などの病気を引き起こします。また動脈硬化が進行すると動脈の柔軟性がなくなり、血液のポンプの働きをする心臓に大きな負担がかかってくるため「心不全」を引き起こすことがあります。


いずれも命を奪われることもあるこわい病気です。

他にも、足の血管が狭くなったり詰まると「閉塞性動脈硬化症」という病気を引き起こし、歩くと足が痛んだり、ひどくなると足先が壊死(腐ること)してしまうことがあります。

動脈硬化を改善するには

このように動脈硬化は、命に関わる恐ろしい症状を引き起こしかねない重大な病気です。動脈硬化の進行を抑えるには、適度な運動、栄養バランスの良い食事、そして症状や血管の状態によっては薬物治療が必要になります。
動脈硬化の診断、治療に関しては循環器内科専門医にお気軽に相談してください。