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帯状疱疹ワクチン定期予防接種
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帯状疱疹ワクチン定期予防接種 Shingles vaccine

令和7年度高齢者定期予防接種及び任意接種の取り扱い開始のご案内

帯状疱疹ワクチンは、令和7年度から予防接種法に基づく定期接種の対象となりました。なお、接種は義務ではなく、本人の希望により受けていただくものです。また50歳以上65歳以下の方で接種をご希望される方への任意接種も受け付け開始しました。当院では予防効果の高い組み換えワクチン(シングリックス)のみ取り扱っております。三鷹市にお住まいの方は一部接種費用の助成が受けられます。
※接種は完全予約制ですので、必ずお電話(0422-47-1000)でご予約ください(ネット予約は対応不可)。

三鷹市帯状発疹定期接種について

実施期間令和7年4月1日~令和8年3月31日
受付時間AM9:00~AM11:00(月〜土曜日)
対象者1. 三鷹市在住、実施期間中に65歳を迎えるかた
2. 60歳~64歳のかたで、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有するかた
経過措置について令和7年度から11年度にかけての経過措置として、実施期間中に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳を迎えるかたも対象となります。また、令和7年度に限り100歳以上のかたは全員対象となります。
費用定期接種のかたの自己負担額:11,000円(1回分)
*2回必要 令和8年3月31日まで助成
*生活保護受給者の場合自己負担なし
費用(任意接種)22,552円(1回分)*2回必要 三鷹市以外の方も対象

帯状発疹ワクチンについて

ワクチン名乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
接種回数筋肉注射2回
予防効果50歳以上で97パーセント、70歳以上で89.8パーセント
持続効果約10年以上

お知らせ等の発送について

令和7年度の定期接種対象者(上記2の対象者を除く)で三鷹市に帯状疱疹ワクチンの接種記録がないかたには、三鷹市より5月上旬にお知らせが発送されております。ご確認お願いいたします。
詳しくは三鷹市ホームページ下記URLをご確認お願いいたします。

帯状発疹について

帯状疱疹は50代の方で50%、60代の方で60%70代の方で70%と年齢を重ねることに発症するリスクが高くなってきます。高年齢になってからの発症は大変つらいものになります。
日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏することによってできる「抗体」を有しています。 これは、多くの人が子どもの時に感染する水ぼうそうが、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によるもので、感染したウイルスは、水ぼうそうが治った後も、症状を出さない状態で体内に潜み続けています。このように、子どもの時に水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した人は、このウイルスに対する免疫を持っており帯状疱疹を発症しにくい状態ですごしていますが、獲得した免疫は年齢とともに弱まり、帯状疱疹を発症してしまうリスクが高くなる傾向があります。また、一度、帯状疱疹になった人でも、体の免疫力が低下すると再びなる可能性があります。

帯状疱疹の痛みについて

帯状疱疹の痛みについて。東京国際大堀病院

帯状疱疹の痛みは、疱疹痛とその後に発症する帯状疱疹後神経痛にあります。疱疹痛は、急性痛ですが帯状疱疹後神経痛は慢性痛として一生残存する患者さんも少なからずおられます。
この痛みの予防法はなるべく早く痛み治療を受けることが大切です。疱疹が出る前にもピリピリとするいやな痛みが起こることがあります。
その後2・3日すると独特の神経の走行に沿った帯状の疱疹が生じます。

帯状疱疹の治療

疱疹痛の治療について

鎮痛のためには、抗ウイルス薬と共に痛みの治療に入ります。痛みの治療には、薬物療法、光線療法、神経ブロック療法があります。患者さんの症状に応じて、各種療法を単独または組み合わせて施行します。とにかく、帯状疱疹後神経痛への移行を食い止める必要性があります。

帯状疱疹後神経痛について

3か月を過ぎても痛みの存在が認められていると帯状疱疹後神経痛が疑われ、更なる痛み治療が継続されます。難治性帯状疱疹後神経痛になるとそれこそ、一生ものになり、患者さんを苦しめます。どうかそうならないよう出来るだけ早めの受診をお勧めします。

帯状疱疹の予防について

ワクチン接種について

50歳以上の人は、ワクチンを接種することによって帯状疱疹を予防することができます。また、一度、帯状疱疹になった人でも、体の免疫力が低下すると再びなる可能性があります。

そのため、ワクチンを接種して免疫の強化を図ろうというのが帯状疱疹の予防接種です。ワクチンは帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。また、接種ができない人、あるいは、注意を必要とする人もいますので、接種にあたっては医師とご相談ください。

従来帯状疱疹のワクチンは、水ぼうそうの予防にも使われている水痘生ワクチンが使用されてきましたが、2020年1月に新しい帯状疱疹ワクチンである「シングリックス」が発売となりました。シングリックスは2ヶ月間隔で筋肉内に2回接種する不活化ワクチンです。帯状疱疹に対する予防効果は、50歳以上では97.2%、 70歳以上では89.8%、また帯状疱疹後神経痛に対する予防効果も 88.8%と報告されており、従来の水痘生ワクチンよりも高い効果が期待できます。当院ではシングリックスを取り扱っておりますのでお問い合わせください。

日常の生活で気をつけること

帯状疱疹の発症には、免疫力の低下が関係していることが知られています。加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下すると潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活性化しやすくなります。また、健康な高齢者でも、加齢により免疫力が低下していると考えられます。
日頃から十分な休息をとりながら免疫力の維持を心がけ、免疫力を低下させる疲労やストレスのない規則正しい生活を送りましょう。

一般に、好き嫌いのある食事、運動不足、睡眠不足などは免疫力を低下させてしまうといわれています。食事ではさまざまな栄養素をバランスよく摂り、暴飲暴食を避けましょう。

帯状疱疹の予防のために、日常の生活で気をつけること

運動については、散歩やウォーキングなどの体温が少し上がる程度の強さのものがおすすめです。日光を浴びることも免疫力アップにつながります。激しい運動や長時間のトレーニングは、逆に免疫力を下げてしまいますので気を付けましょう。
睡眠は身体をメンテナンスする重要な働きをしています。規則正しい生活や適度な運動は質のよい睡眠を得るためにも効果的です。
また、音楽を聴く、テレビや映画を観る、瞑想や入浴など、自分なりのストレス解消法を見つけておくとよいでしょう。