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米国で広く用いられている「UroNav」MRI/超音波弾性融合画像前立腺生検システム(MRI/US fusion biopsy)

2019年5月現在国内4台

UroNav(ウロナビ)システム
 
    

前立腺がんの確実な診断と治療

東京国際大堀病院では、従来の前立腺生検の課題を克服し、より正確な前立腺がん診断を行うため、米国で220施設以上に導入されている「UroNav(ウロナビ)」を用いた「MRI-超音波弾性融合画像前立腺生検」システムを導入しました。
この技術を用いることで、前立腺がんが疑わしい部位をより正確に生検することが可能になりました。


当院で国内4施設目となる「UroNav(ウロナビ)」システムは、超音波による前立腺の変形や動きを自動的に補正し、3Dの立体画像として表示することが可能です。
この技術によって、従来の前立腺針生検と比較し、精密で信頼度の高い生検が可能になることが期待されています。

UroNav生検イメージ

Uronav(ウロナビ)によるMRI/超音波弾性融合画像前立腺生検の特徴

当院では「UroNav(ウロナビ)」をいち早く導入し、前立腺がんの診断率を向上させることで、より的確な治療を患者さんへ提供できるように取り組んでいます。

《前立腺がん診断率の向上》

  • 怪しい場所を正確に生検できる
  • がんの見逃しを減らす
  • PSAの悩みを減らす
  • 生検の回数が激減する
  • 医療コストにもやさしい

《治療の質の向上》

  • がんの場所、悪性度、拡がりを正確に把握
  • 患者さんに適した治療方法を提供
  • より安全なPSA監視療法が可能
  • 手術治療の質の向上(がん制御率の上昇と尿失禁率の軽減、勃起機能の温存)
つまりは

前立腺がん陽性的中の精度が向上

  

従来までの超音波画像による生検システム

従来の超音波画像による生検システムでは前立腺がんの陽性的中率が約22%~40%と言われ、満足のいくものではありませんでした。
また、PSA検査と生検を繰り返し行うため患者さんの身体への負担と、検査のたびに医療費がかかってしまうことが課題とされてきました。

従来までの超音画像による生検システム

UroNav(ウロナビ)を用いた生検システム

当院で新しく導入した「UroNav(ウロナビ)」を用いた「MRI-超音波弾性融合画像前立腺生検」システムでは、MRI画像をリアルタイムで超音波画像と融合させる機能をもち、MRIでがんが疑われる部位を経直腸的超音波画像上に表示し、超音波画像上に生検部位を直接確認しながら(MRI−超音波弾性融合: エラスティックフュージョン) 前立腺生検を行うことが可能にしました。このことによりがんの陽性的中の精度を向上することに成功しました。

UroNav(ウロナビ)を用いた生検システム

※PI-RADS(パイラズ)とは・・・読影法を含めた検査・読影レベルの標準化です。
前立腺がんの存在を5段階に分類するなど国際的な前立腺MRI診断の標準化を取り入れて実施しています。