ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)について
ホルミウムレーザー前立腺核出術とは
中等度以上の前立腺肥大症に対して主として「ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)」による内視鏡手術を行っています。内視鏡の先についたレーザーメスで肥大した前立腺腺腫を安全・確実に切除していく手術です。 従来の標準的手術術式であった経尿道的前立腺切除術(TURP)に対して、以下のような多くの利点があります。
(1)出血が少なく輸血のリスクが低い
(2)切除(削る)ではなく核出(くり抜く)なので前立腺の大きさに制限なくTURPでは困難だった大きな前立腺に対しても施行可能
(3)核出(くり抜く)という手術方法から前立腺の取り残しがないため再発が少ない
(4)手術中に使用する潅流液が生理的食塩水でありTURPで問題となる低ナトリウム血症が起きない
(5)手術後の入院期間の短縮が可能
入院期間はは4〜5日程度になります。(経過により延長することがあります)。