泌尿器科の前立腺がん、腎・尿路がん、婦人科の子宮疾患の
ロボット手術なら東京国際大堀病院

  • 泌尿器科
  • 婦人科
  • 一般内科
  • 循環器科
  • 放射線科
  • 麻酔科
0422-47-1000
受付時間:午前8:30〜11:30 午後13:00〜16:00
診療受付時間

平日午前 8:30〜11:30

平日午後 13:00〜16:00

土曜日 8:30〜11:30

診療科・部門紹介

主な泌尿器科疾患

尿管狭窄症

尿管狭窄症の治療について

当院では他病院の結石治療後や婦人科手術後の尿管狭窄の治療も積極的に実施しております。
比較的大きな尿管結石が長期間、尿管とどまっていると血流障害が起き、その結石治療の後に狭くなってしまうことがあります。また、婦人科の子宮や卵巣の手術の際に、近くを通る尿管に影響が出て狭くなってしまうこともあります。
狭くなった時にステントという細い管を腎臓から膀胱まで入れて尿が通りやすいようにしますが、ステントは数カ月ごとに交換しなければなりません。また仮に定期的に交換しても少しずつ腎機能が悪くなってしまいます。さらにステントも入らない時には背中から腎臓に細い管(腎ろう)を入れて、管の先に袋をつけることがあります。当然、袋をつける生活は不便ですし、これも4週間に1回交換しなければなりません。
狭窄が軽度で距離が短い場合は、麻酔をして尿管に特殊な風船を入れ、膨らますことで広げることもありますが成功率は高くありません。そこで多くの場合は以下に示す4つの手術方法を実施します。お困りの方は、是非、一度外来を受診されて下さい。

1.尿管端端吻合

尿管端端吻合

尿管の狭窄の距離が2−3cmの場合に用いられます。図の様に狭い部分を切った後に縫い合わせます。

2.尿管膀胱新吻合

尿管の狭窄の距離が4−5cmの場合に用いられます。特に尿管の狭い部分が膀胱近くである場合、狭い部分を切り、残った尿管を直接、膀胱に繋げます。

3.プソアスヒッチ(腸腰筋ヒッチ)

プソアスヒッチ(腸腰筋ヒッチ)

尿管の狭窄の距離が6−10cmの場合に用いられます。膀胱を持ち上げ、腸腰筋という筋肉にくっつけることで距離をかせぎます。実施は単独でなく、2)や4)の方法と組み合わせることが多いです。

4.ボアリフラップ

ボアリフラップ

尿管の狭窄の距離が12−15cmの場合に用いられます。 膀胱を大きく水で膨らませ、膀胱の壁を大きくU字型に切り、それを上に持って行き尿管と繋げます。